山南学園校舎の完了検査を虚偽報告 岡山市教委が2職員を戒告処分

山南学園校舎の完了検査を虚偽報告 岡山市教委が2職員を戒告処分
山陽新聞デジタル 2021/4/28(水) 19:59配信

 岡山市教委は28日、岡山県内初の義務教育学校として2022年春開校を予定する山南学園(仮称、同市東区北幸田)の校舎整備に伴い、業者に発注した設計業務の完了検査で虚偽報告したとして、課長級男性と課長補佐級男性=ともに50代=を同日付で戒告の懲戒処分にしたと発表した。

 市教委によると、課長補佐級男性は昨年7月、提出された設計図が一部足りないのに、十分確認せずに合格とする虚偽の報告書を作成。課長級男性は報告書の内容を精査せずに押印し、上司の決裁を受けた。

 設計図は昨年12月にそろい、工期に遅れは生じていないという。

 2人の上司の局長級職員=当時=と部長級職員は文書訓告、設計図を十分確認せずに受け取った主任級職員は厳重注意とした。

 荻野拓志教育次長は「市民の皆さまの信頼を損ない、心からおわびする」と述べた。

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