「当時いじめと判断しなかった」旭川女子生徒凍死市議会で質疑 第三者調査の結果は11月末
STVニュース北海道 2021/5/15(土) 18:16配信
北海道旭川市で14日、市議会の経済文教常任委員会が開かれ、2021年3月に市内の公園で女子中学生が凍死した状態で発見された問題について、質疑が行われました。
質疑の中で旭川市教育委員会の担当者は、2019年6月に女子生徒が自ら川に入る事案が発生した際、関係児童生徒への聞き取りと指導を行ったものの「関係機関と情報交換をするなどして事実関係を精査した結果、いじめと判断するまでに至らなかった」と明らかにしました。
また市議からは、5月から実施される予定の第三者による調査について、被害者側の推薦する委員や、女性の委員を入れるべきでないかとする質問が相次ぎました。
市教委は、一連の事案をいじめの疑いがある「重大事態」と認定していて、2019年5月ごろから女子生徒が遺体で発見された2021年3月までの期間について、事態の全容を解明するため、第三者による調査を実施し、11月末をめどに調査結果をまとめたいとしています。