【山口】高校受験で出願先誤った中学校校長 戒告処分に
KRY山口放送 2021/5/21(金) 19:29配信
高校を受験する生徒の志願先を誤ったとして県教育委員会は山陽小野田市の中学校校長を戒告の懲戒処分にした。
戒告の懲戒処分を受けたのは山陽小野田市立高千帆中学校の男性校長57歳。問題はことし3月5日に生徒の受験票が希望する高校と異なったことで発覚した。学校では、2月12日に学級担任が生徒と保護者との懇談を行い、その際に出願高校を変更したいと申し出を受けた。学級担任は後日、願書を作成すると応じ、学年主任には連絡したものの学内で情報が共有できず変更前の高校のまま出願登録となったという。問題発覚後、学校側は生徒と保護者に謝罪、説明し出願高校の変更ができないことを伝えたという。保護者側からは「二度と起こらないようにしてほしい」との要望があり生徒は変更前の高校を受験し合格したという。県教委では中学校の学級担任と学年主任、2人の教頭に対して文書訓告としたほか県内の高校や市教委に対して不祥事根絶に向けた通知を出した。