わいせつ・セクハラ根絶へ 児童生徒向けにネット相談窓口 千葉県教委

わいせつ・セクハラ根絶へ 児童生徒向けにネット相談窓口 千葉県教委
千葉日報オンライン 2021/5/24(月) 18:11配信

 教職員によるわいせつ事案が後を絶たない状況を受け、千葉県教委は、児童生徒向けのわいせつセクハラ相談窓口をインターネット上に開設した。学校で相談を受け付けるだけでなく、対応窓口を増やすことで実態を把握し、被害の根絶につなげる。

 県ホームページや専用のQRコード=写真=から窓口に接続可能。氏名、相談内容、返信の希望有無を入力すると、メールで教職員課相談担当職員とやりとりできる。児童生徒本人が入力することが困難な場合は、保護者が代わって入力できる。

 各小中学校・高校を通じてQRコード掲載用紙を児童生徒に配布。4月30日に開設し、すでに数件の相談が寄せられ担当職員が対応しているという。

 県教委によると、昨年度はわいせつ・セクハラ事案で14人が免職などの懲戒処分を受け、前年度より8人増加。過去5年で最多となり、教職員による不祥事が後を絶たない事態が続いている。担当者は「とても多い。根絶に努めたい」とした。

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