園児の給食に虫よけ剤入れた教諭「子どもたちの歯が心配で、キシリトールの粉を入れた」=韓国
WoW!Korea 2021/5/26(水) 10:19配信
ソウル・クムチョン(衿川)区の幼稚園で園児の給食の容器に蚊の虫よけ剤と界面活性剤の成分が入った液体を入れた疑いを持たれている幼稚園教諭A氏が、「子どもたちの歯が心配で、キシリトールの粉を入れた」と主張した。
25日、JTBCはA氏が2週間前に裁判所に提出した意見書を入手し公開した。意見書によると、A氏は「普段から子どもたちの歯の健康が心配だった」とし、キシリトールの粉をかけたと主張した。
A氏はまた、「洗剤の成分が出た容器は自身のものではなく、蚊の虫よけ剤を入れたという証拠はない」とし、「給食の容器を開けたのは、給食の量を確認するため」だと言っていると、JTBCは伝えた。
A氏は昨年11月に自身が勤務する幼稚園で、園児らの給食が入った容器に蚊の虫よけ剤と界面活性剤の成分が入った液体を入れ、児童虐待の疑いで立件された。A氏は同僚の教諭らの給食とコーヒーなどにも怪しい物質を入れていたことがわかった。
A氏のこうした行動が明らかになったのは、昨年11月13日にこの幼稚園に勤務する教諭のタンブラーを盗んだ疑いを受けた事件がきっかけだった。
幼稚園側は、窃盗の事実を調査するためCCTVを確認する過程で、A氏が園児らの給食の容器に得体の知れない液体と粉を入れた場面が確認された。映像でA氏は、給食の容器に粉を入れた後、よく混ざっているか確認までしていた。
警察の調査結果、A氏の机の引き出しから空の薬の容器8個が見つかり、国立科学捜査研究院が確認した結果、薬の容器から蚊の虫よけ剤と界面活性剤の成分が検出された。
昨年1月、警察はA氏に対する拘束令状を申請したが、検察は拘束令状発付のための具体的な追加資料が必要だと判断し、これを差し戻し補完捜査を指示した。
拘束令状が差し戻されてから、警察はA氏のカードと現金の購入履歴を調査したものと伝えられた。警察はA氏の主張に信ぴょう性がないとみて、今月末に特殊傷害の疑いで拘束令状を再び申請する方針だ。