大阪・箕面市立中教諭、業務手当不正受給で停職処分
産経新聞 2021/6/7(月) 23:27配信
大阪府箕面市教育委員会は7日、約3年半にわたって教員特殊業務手当を不正に受け取っていた市立第四中学の男性教諭(38)を、停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。
市教委によると、卓球部顧問を務めていた男性教諭は平成29年4月から令和2年8月にかけて、週休日などに部活動の指導実態がないのに指導業務に従事したと虚偽の申請を行い、85回にわたって教員特殊業務手当計29万3500円を不正に受領したとされる。
今年4月、別の卓球部顧問の教諭が「休日の卓球部の指導はいつも1人でしている」などと話していたことから同校が調査。男性教諭は「申請したらお金になることがわかっていたので申請した。本当に申し訳なかった」と認めた。不正受領した手当は全額、府に返還するとしている。
また、市教委が全市立小中学校を対象に書類などの保管状況について調査した結果、市立小中学校6校で指導要録や出席簿、健康診断票など1255人分の個人情報が入った書類と、今年4月に受理した出生連絡票2枚の紛失が判明。いずれのケースも外部に流出した可能性は低いという。