秘湯に忍び込み「防犯カメラ」2台盗む…支援学校31歳教職員の男逮捕 “別のカメラ”に姿・車も記録
北海道ニュースUHB 2021/6/28(月) 20:32配信
温泉に忍び込み防犯カメラを盗んだとして、北海道中標津支援学校の教職員の男が逮捕されました。
建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、中標津町に住む、北海道中標津支援学校の実習助手の31歳の男です。
男は5月22日、斜里町内の峠道にある温泉施設に侵入し、設置されていた防犯カメラ2台を盗んだ疑いが持たれています。
警察などによりますと、当時温泉は新型コロナウイルスの感染拡大で一般の入浴客の入場を取りやめていて、男は内部に関係者がいたところに無施錠の出入り口から忍び込んだとみられています。
男は出入り口と施設内部に設置されていたカメラを盗んでいて、壁などを壊して無理やり取り外して持ち去ったということです。
同日中に温泉側が被害に気付き警察へ通報し、事件が発覚しました。
施設の屋内外には男の盗んだカメラの他に防犯カメラが2台設置されていて、男の顔や移動に使った車両のナンバーが記録されていたことで男の容疑が浮上。事件から約1か月後の6月28日に逮捕されました。
盗まれたカメラは男の自宅などから見つかっておらず、逮捕時男は調べに「分からない」などと話していたということです。
施設内には入浴客が料金を入れる「ドラム缶」が置かれていましたが、現場に残されたままでした。
警察は金目の物を盗む目的が果たせなかったため、様子を捉えていた防犯カメラを盗んだ可能性もあるとみて調べを進めています。
北海道教育委員会は事件を受けて、「児童生徒を指導する立場にある道立学校の教職員が逮捕されたことは、誠に遺憾です。詳細については現時点でまだ把握しておりませんが、今後、事実を確認したうえで厳正に対処します」とコメントしています。