鹿児島市公立中学のいじめ 「重大事態」認定

鹿児島市公立中学のいじめ 「重大事態」認定
MBC南日本放送 2021/6/29(火) 16:06配信

去年、鹿児島市内の中学校で当時2年生の男子生徒が同級生からいじめを受け、心身に重大な被害を受けたとする事案について、鹿児島市は「重大事態」に認定し第三者委員会を立ち上げることを検討すると明らかにしました。

これは29日の鹿児島市長の定例会見で明らかになったものです。市教育委員会によりますと、この事案は去年、市内の中学校に通っていた当時2年生の男子生徒が同級生から暴力や暴言を受けるなどのいじめを受け、眼底出血や心的外傷後ストレス障害=PTSDと診断され転校したものです。

このいじめについて、市教委は、当初、「重大事態」に認定しませんでしたが、市内で起きた別のいじめの調査を進める過程で再検証が必要と判断し、改めて調査を行った結果、今月25日付けで「重大事態」に認定したということです。

市教委は「当初の調査が不十分だったことは否めない」としていて、このいじめの事実関係や再発防止策を、第三者委員会が調査するか、学校で改めて調査するかを来月2日の定例会で決めることにしています。

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