複数保護者から訴え 小学校教諭の暴言・体罰認定 処分を検討(熊本)

複数保護者から訴え 小学校教諭の暴言・体罰認定 処分を検討
NHKニュース 熊本 NEWS WEB  2021年07月21日 19時48分

熊本市教育委員会の審議会はボタンをとめ忘れている児童に対し「セクシーだね」と言ったりするなどした熊本市立力合小学校の教諭の言動あわせて8件を暴言などと認定しました。

これは21日開かれた外部の有識者で作る審議会が判断しました。

暴言や体罰と認定されたのは熊本市立力合小学校の教諭の令和元年度から2年度にかけての言動あわせて8件です。

具体的には大縄飛びの練習中に、縄を床に投げつけるなどの過度な指導をしていた教諭に「やりすぎではないか」と注意した児童を押し、転倒させた行為など2件を「体罰」に、ボタンをとめ忘れている児童に対し「セクシーだね」と言ったり休み時間に児童に対し抱きつくふりをしたりした行為など6件を「暴言」と認定しました。

これらはすべて教諭が担任をしていたクラスの児童に対する行為で、2年間で12人の児童が被害にあったということです。

市の聞き取りに対しこの教諭は「苦しさのなかから達成感をあじあわせたいと思って厳しい指導をした。苦痛を与えてしまい申し訳ない」と話しているということです。

熊本市によりますと、これらの事案は昨年度、複数の保護者からの訴えで発覚したということで、市は今後、さらに調査を行い教諭の処分を検討するとしています。

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