中学校教諭を覚醒剤所持容疑で逮捕 懲戒免職 青森県教委処分
毎日新聞 2021/7/31(土) 8:30配信
青森県教育委員会は30日、覚醒剤取締法違反(所持)容疑で逮捕されたむつ市立中学校教諭の藤田恭平容疑者(36)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。
県教委によると、藤田容疑者は11日に青森市内のインターネットカフェの駐車場でビニール袋に入った覚醒剤を所持したとして青森署に逮捕されていた。県教委の聞き取りに対して所持を認めた上で、使用についても認めているという。
藤田容疑者は2016年に採用され、普段の勤務態度に問題はなかったが、聞き取りに対し「体調面で悩みがあり夜に眠れず疲れが取れない状態が続き、思うような仕事ができなくてストレスを感じていた」といい、インターネットを通じて覚醒剤を購入したと話しているという。
和嶋延寿教育長は「教職員全体に対する社会の信用を著しく損ね、教育に対する県民の不信を招くものでおわび申し上げる。今後も服務規律の確保に取り組み、信頼される学校づくりに努める」とコメントした。
青森地検は30日、藤田容疑者を覚醒剤取締法違反(使用・所持)の罪で起訴した。起訴状などによると、藤田容疑者は10日ごろ、青森市内のホテルで覚醒剤を使用し、11日に同市内の駐車場で覚醒剤を所持したとしている。【江沢雄志】