元近大教授を追起訴 司法解剖で検査料詐取 大阪地検

元近大教授を追起訴 司法解剖で検査料詐取 大阪地検
時事通信 2021/8/6(金) 20:37配信

 近畿大医学部法医学教室の元主任教授巽信二容疑者(66)=懲戒解雇=が司法解剖の検査料をだまし取ったとして、大阪地検は6日、詐欺罪で追起訴した。
 
 地検は同日、法医学教室の西尾斉・元講師(65)を詐欺罪で在宅起訴した。元講師は近大の調査に不正への関与を認めており、同大が7月29日付で懲戒解雇。大阪府警が書類送検していた。

 起訴状によると、巽容疑者ら2人は共謀し、司法解剖で実際に行っていない検査をしたように装って報告書を作成。大学を通じて府警に水増しや架空の検査料を請求し、2015年6月〜今年3月、計71回にわたり計約5166万円を詐取したとされる。

 近大は「大阪府警や関係者にご迷惑をお掛けしたことを改めて深くおわび申し上げる」とのコメントを出した。 

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