生徒119人分の成績情報、他クラス生徒に誤送信 茨城県立勝田高教諭 ファイル名誤認、内容確認せず
茨城新聞クロスアイ 2021/9/15(水) 20:37配信
茨城県教委は15日、県立勝田高の教諭が、担当する科目の3クラス計119人分の成績のデータを、担任する1クラスの生徒39人に誤送信したと発表した。このうち4人がデータを閲覧した。教諭はファイル名を誤認した上、内容を確認しないまま送っていた。
県教委高校教育課によると、教諭は成績などを扱う校内のシステムを使った際、氏名と前期の期末テスト点数、確定前の5段階評定、欠席数を記入した3クラス分のデータを、気付かないままデジタル端末に保存。14日午後、自身が担任するクラスの生徒に、オンライン学習支援システムで別のデータを送ろうとして、保存していたデータを誤送信した。
教諭は送信後に中身を確認して誤りに気付き、送信後約5分で削除したが、この間、4人が閲覧していた。
同課は「あってはならないこと」と陳謝。全県立高の校長に、個人情報管理の徹底を指導した。県教委は15日、関係する生徒や保護者に電話で謝罪した。