元教授、論文4本でも不正 懲戒解雇相当 京都大

元教授、論文4本でも不正 懲戒解雇相当 京都大
時事通信 2021/9/28(火) 21:27配信

 京都大理学研究科の林愛明元教授による論文不正問題で、同大は28日、新たに4本の論文で捏造(ねつぞう)や改ざんがあったと発表した。

 林氏は辞職しているが、同大は懲戒解雇処分相当とした。保留されている退職金は支払われないという。

 同大は調査委員会を設置し、2019年から林氏の論文9本について調査を実施。その結果、17〜18年に発表された熊本地震に関する4本の論文で、計37件の捏造などの不正を認定した。

 林氏をめぐっては、米科学誌サイエンスに掲載された論文の図に改ざんや盗用があったとして、同大は19年に停職1年の懲戒処分としていた。 

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