男子児童がトイレ使用している様子、32歳教諭がスマホで盗撮
読売新聞オンライン 2021/11/3(水) 22:14配信
勤務先のトイレで男児を盗撮したとして、東京都教育委員会は1日、多摩地域の公立小学校の男性教諭(32)を懲戒免職処分とした。
発表によると、教諭は昨年7月、勤務校の男子児童がトイレを使用している様子の動画をスマートフォンで盗撮した。教諭は4月に児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で警視庁に逮捕され、5月に同法違反で立川簡裁から罰金50万円の略式命令が出された。
勤務先などで児童の裸を盗撮したとして、警視庁調布署は21日、東京都調布市西つつじケ丘1、三鷹市立小学校教諭、木村康一郎容疑者(31)を児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)と建造物侵入の疑いで逮捕したと発表した。「小さい子供の裸の動画はレア(希少)で性的興味があった」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は2018年10月〜21年3月ごろ、勤務先の三鷹市と調布市の小学校2校と同市のスポーツ施設で、着替え中の女児の裸やトイレを利用していた男児の下半身をスマートフォンで撮影したとしている。
同署によると、木村容疑者は小学校の更衣室にスマホを仕掛けたり、スポーツ施設にカツラやコートで変装して侵入したりして盗撮していた。スマホには約10年前から撮りためた児童のわいせつ動画や画像計数千件が保存されており、同署が被害状況などを詳しく調べている。
4月上旬に調布市のスポーツ施設から「不審者がいる」との通報があった。警戒中の警察官が木村容疑者に職務質問してスマホを調べ、女児の裸を撮影した大量の動画を発見したという。
三鷹市教育委員会の貝ノ瀬滋教育長は「学校教育に対する信頼を失墜させてしまい、心よりおわび申し上げる。教員の綱紀粛正に努め、再発防止と信頼回復に取り組む」とコメントした。【最上和喜】