【長崎県教委】盗撮・体罰で教職員2名を処分
NBC長崎放送 2021/11/11(木) 17:57配信
フェリーのトイレで盗撮しようとした長崎県壱岐市の男性小学校事務員と生徒に体罰を加えた佐世保市の高校の男性教諭が11日付で懲戒処分を受けました。
このうち懲戒免職処分となったのは、壱岐市立小学校の男性事務職員です。県教委によりますと男性事務職員はことし7月佐賀県唐津市から壱岐市へ向かうフェリーの男子トイレでスマートフォンのカメラで盗撮しようとした県迷惑行為等防止条例違反の容疑で現行犯逮捕されていました。
男性は不起訴処分となっていますが、本人が事実を認めていることから県教委は11日付で懲戒免職処分としました。
男性事務職員はこれまでに壱岐市内の商業施設や西彼杵郡の公園の男子トイレでも盗撮したと話しているということです。
これとは別にはことし5月顧問をしている野球部の生徒の退部届の提出期日をめぐり生徒を大声で威圧。
さらにことし9月には別の男子生徒に対し、授業開始前の号令のやりかたが不十分であるとして腕立て伏せを合わせて150回させる体罰を加えたとされています。
県教委は11日付で、この男性教諭を懲戒戒告処分としました。
教職員の処分は今年度に入ってこれで7件目です。
日本学生野球協会は20日、長崎県立鹿町工業高(佐世保市)の野球部の男性監督(43)を、今月1日から3か月の謹慎処分にしたと発表した。
発表では、監督は5月、退部の意思を示した1年生の部員が退部届を直接持ってこなかったとして、この部員を呼び出して繰り返し厳しく叱責(しっせき)したという。部員はその後不登校になり、転校した。
現在行われている夏の高校野球長崎大会では、監督に代わって同部の部長が指揮を執っている。西村知巳教頭は「生徒に精神的ダメージを与え、転校という結果に至り、非常に申し訳ない。今一度、不祥事の根絶や法令順守の徹底を図っていきたい」としている。