わいせつ教員の懲戒・訓告 静岡県内は14人

わいせつ教員の懲戒・訓告 静岡県内は14人
あなたの静岡新聞 2021/12/22(水) 9:14配信

 文部科学省のまとめによると、2020年度に静岡県内の公立小中高校などでわいせつ行為やセクハラなどの性暴力により懲戒処分や訓告を受けた教員は、県と静岡、浜松両市を合わせて14人。このうち児童生徒らが被害者となったケースは9人だった。内訳は、県教委所管分が懲戒免職5人、停職4人、減給1人、訓告2人。静岡市教委分が懲戒免職1人、浜松市教委分が停職1人。

 県教委による懲戒免職の事案では、少女2人をわいせつ目的で誘拐するなどして刑事裁判で懲役12年の有罪判決を受けた元沼津市立中教頭のほか、元教え子の少年にSNSでわいせつな画像を送らせるなどした元中学校教諭、SNSを通じ知り合った少女を誘拐した元高校教諭などがいた。

 県教委は20年度、政令市立を除く公立校の小5〜高3を対象とするセクハラの実態調査を始めた。児童生徒への啓発も兼ねて21年度も実施している。新たに教職員に生徒とのSNSやメールを通じた私的交流を禁じる内容を盛り込んだ行動規範を制定し、各校にルールづくりを求めた。

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