女児の盗撮画像所持し逮捕の教諭 以前にもわいせつ行為で停職処分
TBS系(JNN) 2022/2/14(月) 19:47配信
小学校教諭の男が女子児童の着替えを盗撮したとみられる画像を所持していたとして逮捕された事件。男は以前に児童にわいせつ行為をし、停職処分を受けていたことが分かりました。
東京・江東区の公立小学校教諭・河嶌健容疑者(46)。勤務先の女子児童が着替える様子を盗撮したとみられる動画や画像をスマートフォンに保存し、所持していた疑いがもたれています。
発端は河嶌容疑者から「体を触られた」という別の女子児童からの被害相談。小学校からの相談をうけ、先月17日、警視庁が自宅を捜索したところ、複数の女子児童を盗撮したとみられる動画や画像が18点見つかったということです。
河嶌容疑者の勤務していた小学校の卒業生
「恐怖と怒りがあります。先生なのにそういうことをするのはひどい」
さらに関係者への取材で、河嶌容疑者が2017年、板橋区の公立小学校で女子児童の体を触るなどのわいせつ行為を行い、3か月の停職処分を受けていたことが新たにわかったのです。
板橋区の小学校の卒業生は、当時抱いた違和感についてこう証言します。
河嶌容疑者が勤めていた板橋区の小学校の元児童
「クラスの女の子の頭を撫でたり、膝の上に乗せて、ハグみたいに抱きついてるのを目撃したことがある」
なぜ、子どもにわいせつな行為をしたとして処分を受けた教員が再び教壇に立つことができたのでしょうか。
江東区教育委員会によりますと、河嶌容疑者が停職処分を受けたことについて、東京都から情報を共有されていたものの、都が決める人事異動は受け入れざるをえないのが現状だといいます。
文科省のまとめでは、2020年度に児童や生徒などへの性犯罪で懲戒処分を受けた教職員は96人に上っています。
こうした問題を受けて、去年成立したのが「わいせつ教員対策法」です。わいせつ行為で懲戒免職となり、教員免許を失効した人間に再び免許を与えてよいか各都道府県の教育委員会が判断できるようになり、今年4月に施行されます。
しかし、課題もあります。対象はあくまで「懲戒免職」となった教員で、今回の河嶌容疑者のように「懲戒免職」とならなければ、過去に児童へのわいせつ行為を行っていても再び教壇に戻ることができるのです。
自身も教員による性被害にあった経験のある「被害者連絡会」の代表は・・・
全国学校ハラスメント被害者連絡会 大竹宏美共同代表
「一度でもそういうことをした人については本当に教員免許をとりあげて、子どものそばに近づけないようにしてほしい」
東京都は「厳正に対処する」とコメントしています。
(14日17:50)
勤務先の小学校で女児が着替える様子を盗撮した画像や動画を所持したとして、警視庁捜査1課は12日、児童買春・ポルノ禁止法違反(所持)の疑いで、東京都江東区の公立小学校教諭、河嶌健容疑者(46)=さいたま市緑区=を逮捕した。「弁護士が来てから話す」と供述している。
逮捕容疑は今年1月17日、自宅で、女児1人が体育の授業で着替える様子を盗撮した画像と動画計5点を所持したとしている。これらは平成30年頃に撮影されたもので、写っていたのは当時河嶌容疑者が担任を務めていた3年生の女児だった。
捜査1課によると昨年11月、河嶌容疑者が勤務する小学校の校長から「体を触られた児童がいる」と警視庁に相談があった。同課が今年1月に河嶌容疑者の自宅を捜索したところ、女児の画像や動画が保存されたスマートフォンが見つかったという。
スマートフォンからは他にも、河嶌容疑者が自ら盗撮したとみられる女児の画像などが13点見つかっており、同課は経緯を調べている。
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このブログの過去の記事に、2017年の板橋区の処分に関するものはないですね。
マスコミに記事にさせずに終わらせた可能性があります。