盗撮容疑で逮捕された教諭と児童の個人情報を売ろうとした助教諭が懲戒免職処分 山梨
UTYテレビ山梨 2022/2/28(月) 19:42配信
盗撮容疑で逮捕された山梨県の中学校教諭と、児童の個人情報を売ろうとした小学校の教諭が懲戒免職処分となりました。
懲戒免職処分となったのは富士吉田市立吉田中学校のと市川三郷町立上野小学校のです。
駒井教諭は1月、学校の駐車場で女子高校生をスマートフォンで盗撮したとして警察に逮捕され、江本助教諭は1月、児童名簿をSNS上で知り合った相手に売ろうとしたということです。
県教育委員会によりますと2人とも認めているということで、処分理由については公務員の信用を失墜させたなどとしています。
[UTYテレビ山梨]
山梨県警生活安全捜査課などは24日、女性を盗撮したとして、富士河口湖町船津の富士吉田市立中学教諭、駒井隆浩容疑者(41)を県迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。
逮捕容疑は、2021年12月22日午前9時15分ごろ、勤務する中学校に駐車した自身の車の中から、路上を歩いていた女性のスカートの中をスマートフォンで盗撮した、とされる。
同課によると、駐車スペースが市道に比べて低くなっており、運手席から車の窓を開けて、市道を歩く女子高生のスカートの中を盗撮した。駒井容疑者は勤務中だったという。
1月18日に同様の行為をしていたのを別の女子高生が気づき、高校を通じて警察に通報したことで発覚した。
市教委学校教育課は「学びの場で起き、勤務時間中だったことは非常に遺憾に思っている。被害者におわびするとともに生徒の心のケアや再発防止に取り組み、保護者や地域の方の信頼回復に努めたい」とコメントした。【田中綾乃、山本悟】
逮捕の中学教諭 3回の盗撮を認める 山梨県
YBS山梨放送 2022/1/25(火) 12:07配信
山梨県富士吉田市の中学校教諭の男が女子高校生を盗撮したとして逮捕された事件で、男が市の教育委員会に3回の盗撮を認めたことが分かった。
県迷惑行為防止条例違反の疑いで捕されたのは吉田中学校の教諭駒井隆浩容疑者(41)だ。
富士吉田市教委は24日、会見を開き、奥脇義徳教育長が「学校教育への信頼を裏切った」と謝罪した。市教委によると、駒井容疑者は市の聞き取りに対し、去年12月以降、3回の盗撮を試み、4本の動画を撮影したと話したという。
また、これまでに吉田中学校の在校生が被害にあったという情報は確認されていないという。
山梨県市川三郷町は29日、町内の小学校に勤務する20歳代の男性教諭が、ツイッター上で知り合った人物に児童29人分の個人情報を流出させたと発表した。現時点で児童への被害は確認されていないが、県警にパトロールの強化などを依頼しているという。
町教育委員会によると、相手は「個人間融資」をうたうツイッター上のアカウントで、教諭からダイレクトメッセージで連絡を取った。両者に面識はないという。今月24日に「児童の個人情報を買う」と持ちかけられ、応じた教諭はパソコンからダウンロードした児童名簿を印刷してスマートフォンで撮影、相手に送信した。名簿は教諭が勤める学校の3、4年生のもので、氏名、性別、住所、保護者名、自宅電話番号、緊急連絡先が記載されていた。
しかし金銭は支払われず、27日には相手のアカウントがツイッターの投稿で「個人情報を金で売る教諭がいる」などと公開。教諭が送った名簿の写真も、個人情報を黒塗りにした状態で添付されていた。
28日朝、町職員が投稿に気付いて問題が発覚した。アカウントは既に削除され、投稿も閲覧できない状態となっている。聞き取りに対し教諭は「金に困っていた」と話しているといい、町教委が処分を検討している。
29日の記者会見で、渡井渡教育長は「あってはならないことで、誠に遺憾。心からおわび申し上げる」と謝罪した。