3回目の逮捕…小学校教師が教え子に性的暴行後の「卑劣な言動」
FRIDAY 2022/4/6(水) 14:32配信
教え子にわいせつな行為を繰り返した教師が逮捕されたのは、実に3回目だった。
警視庁捜査1課は4月2日、さいたま市緑区に住む都内の小学校教諭・河嶌健容疑者(46)を強姦の疑いで再逮捕した。河嶌容疑者は今年2月から3月にも、勤務する学校で女子児童が水着に着替える姿をスマートフォンで撮影したとして2回逮捕されている。
「昨年11月、不審に思った女子生徒から学校に相談があったそうです。学校は警察に連絡。河嶌容疑者の自宅を家宅捜査すると、スマホから女児を盗撮した写真や動画が20点近く見つかった。他にもスマホには、インターネットからダウンロードしたと思われる児童ポルノ画像が1000点ほど保存されていました」(全国紙社会部記者)
盗撮被害にあったのは、いずれも河嶌容疑者が担任を受け持っていたクラスの女児だった。
「河嶌容疑者のわいせつ行為は、それだけではありません。以前勤務していた小学校でも、女児をヒザの上に乗せたり、身体を触るなどの行為を繰り返していたそうです。河嶌容疑者の行動は学校でも問題視され、TBSの報道によると17年に3ヵ月の停職処分を受けていたとか。ただ事件性はないとみなされ、当時、警察に相談はされていません」(同前)
◆時効直前に逮捕された理由
3回目の逮捕となった、今回の容疑は強姦。犯行は悪質を極めた。
「事件が起きたのは12年5月です。自身が勤務していた小学校の元教え子の10代になる少女を埼玉県内に呼び出し、性的暴行を加えたとか。河嶌容疑者は、こう言って少女を口止めしていました。『内緒だよ』『2人だけの秘密だからね』と。
逮捕のキッカケとなったのが、河嶌容疑者の自宅から押収したパソコンです。内部には少女を乱暴した時に撮影した動画や静止画が、保存されていました。逮捕容疑となった事件以外にも、少女は複数回性的暴行を受けていたようです。強姦罪の公訴時効は10年。時効成立1ヵ月前の逮捕となりました。河嶌容疑者は調べに対し、『事実関係について何もお話しすることはありません』と供述しているそうです」(同前)
文部科学省によると、20年度にわいせつ行為やセクハラで処分を受けた公立学校の教員は200人にのぼる。その内、懲戒免職などの厳しい罰を受けたのは96人。深刻化する事態を受け、21年5月には「わいせつ教員対策法」が成立した。以前は免職となった教員は3年たてば教員免許を再取得できた。だが、わいせつ行為で失効した場合、再取得を各都道府県の教育委員会が判断できるようになったのだ。
元神奈川県警刑事で、犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が語る。
「大半の教師は、マジメに仕事をしています。しかし、なかには児童に対しゆがんだ性欲を抱く人間もいるんです。彼らにとって学校は、欲望の対象となる子どもと接する機会の多い絶好の場所になってしまう。被害をうけた児童は、トラウマになりかねません。親としても、安心して子どもを預けられないでしょう。わいせつ行為を犯した教師に対しては、厳罰を徹底すべきです」
河嶌容疑者の事件は、氷山の一角だろう。保護者も含め、子どもを守るための監視体制が求められる。
10年前に10代女性に性的暴行を加えたとして、警視庁は2日、東京都江東区の小学校教諭、河嶌健容疑者(46)=さいたま市緑区原山2丁目=を強姦(ごうかん)容疑で再逮捕し、発表した。強姦罪の公訴時効の10年が約1カ月後に迫る中、押収した河嶌容疑者のパソコンに保存されていた動画や写真から関与を裏付けたという。
捜査1課によると、河嶌容疑者は2012年5月上旬、埼玉県内で当時10代の女性に性的暴行を加えた疑いが持たれている。女性とは面識があり、「2人の秘密だからね」などと口止めをしたという。調べに対し、容疑を否認しているという。
河嶌容疑者は、これまでに勤務していた小学校で担任していた複数の女児の着替える様子を盗撮したなどとして、今年に入って2回、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕されている。
警視庁によりますと、河嶌容疑者のスマホからは特定の児童2人を狙って盗撮したとみられる動画4点が見つかったということです。河嶌容疑者はスマホを手に持って盗撮したとみられますが、取り調べに対し「何も話すことはありません」と供述しているということです。
では、河嶌容疑者の異動を受け入れた、江東区の教育委員会はどう対処していたのだろうか。担当者は「以前、別の区の小学校で河嶌容疑者がわいせつ事案を行った、という情報は、江東区に異動してくる際に東京都から共有されていたが、江東区には異動を拒否する権限はなく、都が決めた人事異動を受け入れるしかなかった」と厳しい立場を明らかにした上で、「区や学校ごとに注視していくしかない状況で、毎月、東京都と学校がそれぞれ主催する、服務事故防止の研修を受けてもらっていたが、河嶌容疑者は問題なく参加していた。昨年の12月が服務事故防止月間で、偶然にも、その時のテーマがわいせつに関わる内容だった」と話した。
東京・江東区の公立小学校教諭・河嶌健容疑者(46)。勤務先の女子児童が着替える様子を盗撮したとみられる動画や画像をスマートフォンに保存し、所持していた疑いがもたれています。
発端は河嶌容疑者から「体を触られた」という別の女子児童からの被害相談。小学校からの相談をうけ、先月17日、警視庁が自宅を捜索したところ、複数の女子児童を盗撮したとみられる動画や画像が18点見つかったということです。
勤務先の小学校で女児が着替える様子を盗撮した画像や動画を所持したとして、警視庁捜査1課は12日、児童買春・ポルノ禁止法違反(所持)の疑いで、東京都江東区の公立小学校教諭、河嶌健容疑者(46)=さいたま市緑区=を逮捕した。「弁護士が来てから話す」と供述している。
逮捕容疑は今年1月17日、自宅で、女児1人が体育の授業で着替える様子を盗撮した画像と動画計5点を所持したとしている。これらは平成30年頃に撮影されたもので、写っていたのは当時河嶌容疑者が担任を務めていた3年生の女児だった。
捜査1課によると昨年11月、河嶌容疑者が勤務する小学校の校長から「体を触られた児童がいる」と警視庁に相談があった。同課が今年1月に河嶌容疑者の自宅を捜索したところ、女児の画像や動画が保存されたスマートフォンが見つかったという。
スマートフォンからは他にも、河嶌容疑者が自ら盗撮したとみられる女児の画像などが13点見つかっており、同課は経緯を調べている。