早稲田大学、吉野家常務取締役の不適切発言を謝罪し「講座担当から直ちに降りていただきます」
オリコン 2022/4/19(火) 8:52配信
牛丼チェーン・吉野家の常務取締役企画部長の講義におけるを受け、早稲田大学は18日、「教育機関として到底容認できるものではありません」とし、当該講師について「講座担当から直ちに降りていただきます」と伝えた。
吉野家常務取締役企画部長の不適切発言があったのは、早大の社会人教育事業室が主催し、16日に行われた「デジタル時代のマーケティング総合講座」。同講座では、基礎的なマーケティング理論や先端的な手法を実践的に学ぶ内容で、講師陣には学術界/実務界の第一線で活躍する著名人を招いていた。
早大は「学外の学修者へのリカレント教育である『デジタル時代のマーケティング総合講座』における講義担当の株式会社吉野家常務取締役企画本部長の発言は、教育機関として到底容認できるものではありません」とし、「早稲田大学として受講生の皆様に心よりお詫びするとともに、当該講師に厳重に注意勧告を致します」と伝えた。
続けて「当該講師には『デジタル時代のマーケティング総合講座』の講座担当から直ちに降りていただきます」とした。
吉野家は18日に公式サイトで謝罪するとともに、「当該役員が講座内で用いた言葉・表現の選択は極めて不適切であり、人権・ジェンダー問題の観点からも到底許容できるものではありません」とし、「当人も、発言内容および皆様にご迷惑とご不快な思いをさせたことに深く反省し、主催者側へは講座開催翌日に書面にて反省の意と謝罪をお伝えし、改めて対面にて謝罪予定です」と伝えていた。