ノートパソコンや答案用紙を盗んだ佐賀学園元講師 初公判 契約延長はしないと伝えられ犯行に【佐賀県】
佐賀ニュース サガテレビ 2022/5/16(月) 18:32配信
当時勤務していた佐賀市の私立高校で、入試の答案用紙を持ち出し、採点を妨害したなどとして、偽計業務妨害などの罪に問われた元講師の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、長崎県長崎市の無職で元講師の29歳の男は、佐賀学園高校に勤めていた2021年10月、学校からノートパソコンなどを盗んだほか、2022年1月、佐賀学園高校の入試を受験した36人分の国語の答案用紙を学校から持ち出し、採点を妨害したなどとして、窃盗と偽計業務妨害の罪に問われています。
16日の初公判で被告の男は起訴内容を認めました。
検察の冒頭陳述などによりますと、男は2022年1月初旬に、校長から次年度の契約延長はしないと伝えられたことに不満を持ち、答案用紙が紛失すれば校長を困らせることができるなどと考え、犯行に及んだということです。
裁判は即日結審し、検察は「教職員という立場を悪用して犯行に及んでおり悪質性が高い」などとして、懲役1年6カ月を求刑しました。
判決は5月30日に言い渡されます
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ニュース動画では「はまぐちとおる29才」とハッキリ言っています。
佐賀市の高校で、入学試験の答案用紙がなくなっていた問題で、答案用紙を高校から持ち出した疑いで、この学校の元講師の男が24日、逮捕されました。
偽計業務妨害の疑いで逮捕されたのは、佐賀市の佐賀学園高校の国語の元講師・浜口達容疑者(29)です。
警察によりますと浜口容疑者は1月、高校内に保管されていた入学試験の国語の答案用紙36枚を自宅に持ち出し、高校の業務を妨害した疑いです。
佐賀学園高校によりますと、入試の翌日に答案用紙がなくなっていることが分かり、36人の合否の判定は、数学と英語の得点や中学校の調査書などをもとに行われました。
佐賀学園高校は「一生懸命試験に臨んだ子どもたちに申し訳ない。チェック態勢を強化する」とコメントしています。
浜口容疑者は、「間違いありません」と容疑を認めていて、警察が動機を調べています。
先月行われた佐賀学園高校の入試で受験した36人の採点前の答案用紙を紛失した問題で、9日までに答案用紙が見つかっていたことが分かりました。
佐賀学園によりますと、先月、入学試験の翌日に紛失が発覚した答案用紙が、9日までに警察から見つかったとの連絡があったということです。学校と警察は捜査に支障が出るなどとして詳細な日時や場所は明らかにしていません。佐賀学園では同僚のUSBメモリを盗んだとして、講師の男が今月2日窃盗の疑いで逮捕されていて、警察は捜査の過程で発見したとしています。
学校によりますと、前期入試は先月20日に行われ、93人が受験した唐津会場の同じ部屋で受験した36人の国語の答案用紙がなくなっていました。答案用紙は回収した後、採点前でした。
佐賀市の高校に勤める29歳の講師の男が、学校のパソコンから同僚のUSBメモリを盗んだとして、逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、佐賀市内の高校に勤務する講師・浜口達容疑者です。
浜口容疑者は先月17日、職員が使う共用パソコンに差し込んだままになっていたUSBメモリ1本を盗んだ疑いが持たれています。
このUSBメモリは、同僚の男性職員のものでした。
警察によりますと、校内に設置された防犯カメラの映像などから、浜口容疑者の関与が浮上したということです。
取り調べに対して、浜口容疑者は「盗んでいません」と容疑を否認しています。