堺市立中学校の野球部顧問の体罰 指導主事が約5か月間、報告を放置「報告する必要ないと思った」
読売テレビ 2022/5/19(木) 18:46配信
大阪府堺市の公立中学校で、野球部顧問の男性教諭が、複数の部員に体罰を行っていたにも関わらず、教育委員会の担当者が学校側からの報告を放置していたことが分かりました。
市によりますと、昨年12月まで、当時、中学校の野球部顧問だった男性教諭が、複数の生徒に対し、胸ぐらを掴んだり胸を押したりするなどの体罰を行っていました。
ところが、教育委員会の男性指導主事が、学校側から受けていた報告を上司に伝えないなどして、18日まで約5か月間、体罰に関する処分が行われないままになっていました。
指導主事は教育委員会に対し「殴ったり蹴ったりしたわけではないので、報告する必要はないと思った」と話しているといいます。
教育委員会は「誠に遺憾で、事実関係を確認し厳正に対処する」としています。