段原監督 事実上の更迭 秀岳館高校サッカー部暴行問題 県は学校の対応に不満
RKK熊本放送 2022/5/23(月) 21:42配信
こちらは熊本県の会見の様子です。会見の内容は秀岳館高校サッカー部の暴行事件を巡る問題です。事件からおよそ1か月、県が学校の対応に不満を示しました。
八代市の秀岳館高校サッカー部で男性コーチが部員へ暴力を振るったとされる「暴行事件」が起きたのは4月20日。県の私学振興課は秀岳館(しゅうがくかん)高校から一連の問題をまとめた報告書が届いたことを明らかにしました。
しかし・・・
■不足している追加調査を
県私学振興課 橋本誠也 課長
「不足している部分や、まだ分かっていない部分もありますのでそこは改めて追加で(調査を)やってくださいと話をしている」
報告書に書かれていたのはコーチと監督が共に自宅謹慎中で生徒の心のケアを進めているといった内容。部員の謝罪動画に監督が関与した説明もその処分も記されておらず記者からは・・・
記者
「学校の調査に入ったり、報告を待つだけではなく何かアクションをおこされる予定はないのでしょうか?」
県私学振興課 橋本誠也 課長
「立ち入り調査については法律上権限は文部科学省の権限ということになっているので」
県は文科省と今後の対応を検討していくとしています。
■事実上の更迭
また、一連の問題を受けサッカー部は部員に暴力を振るったとされる30代の男性コーチとチームの責任者である段原監督を日本サッカー協会のチーム登録から外したということです。
事実上の更迭です。
これにより、日本サッカー協会が主催する「高校総体」や「冬の選手権」などの大会には2人を除いた新たな体制で試合に臨むことになります。
■サッカー部OBの証言 段原監督の暴力
一方で、まだ明らかになっていないのがサッカー部OBが証言した段原監督の暴力についてです。
5月5日に行われた秀岳館高校の会見で段原監督はこう断言しています。
「(暴力行為を)僕は見たことありませんでした」
記者
20年程度 監督を続ける中で生徒への指導の一環で暴力行為をしたことはないか
段原一詞監督
「ありません」
しかしこの発言に、強く反発する人たちがいます。
秀岳館サッカー部OB
「すごいな、ここでうそをつくのは」
「ここで正直に行ってほしかったですね」
「自信をもってうそです、100%」
「現に僕らもやられているんで」
この2人以外にも複数のOBが段原監督の暴力行為はあったと訴えています。
RKKでは監督と学校の双方に事実関係を確認していますが、回答は無いままです。