教員が生徒に「死ね」「お前らに言葉は通じねえんだよ」…県アンケで暴言3件

教員が生徒に「死ね」「お前らに言葉は通じねえんだよ」…県アンケで暴言3件
読売新聞オンライン 2022/6/15(水) 8:12配信

 新潟県と県教育委員会は13日、新潟市立を除く県内の公立小中高校(義務教育学校、中等教育学校も含む)、特別支援学校、県内全ての私立中高などで、2021年度に教員による体罰が計12件(前年度比1件増)、暴言が計3件あったとの調査結果を公表した。

 調査は児童、生徒、保護者、教職員を対象にアンケートで実施。体罰12件の内訳は、公立校が9件(同1件増)、私立校が3件(同増減なし)。

 公立校9件の内訳は高校5件、小学校2件、中学と特別支援学校が各1件。高校では、教員が授業中に生徒の頭を教務手帳でたたくなどしたほか、小学校では教員が体育の授業中に児童の胸ぐらをつかんで壁に押し当てるなどした。2件(中学、高校各1件)は戒告などの処分対象となり、残る7件は県教委が詳細を調査している。

 私立校3件は全て高校で、授業中に居眠りした生徒を頭突きしたり、休み時間に廊下に座り込んでいた生徒のすねを蹴ったりした。いずれも各校が減給や戒告などの処分を行った。

 今回調査から新たにアンケートを実施した暴言の3件はいずれも公立校で、内訳は中学2件、高校1件。教員が生徒に対し「死ね」「お前らに言葉は通じねえんだよ」などと発言した。

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