東京医大への便宜見返りで息子“不正合格” 文科省元局長に懲役2年6か月、執行猶予5年の判決

東京医大への便宜見返りで息子“不正合格” 文科省元局長に懲役2年6か月、執行猶予5年の判決
日テレNEWS 2022/7/20(水) 15:14配信

東京医科大学側から便宜を図るよう依頼を受けた見返りに、大学入試で息子を不正に合格させてもらったとして受託収賄の罪に問われている文部科学省の元局長に対し、東京地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

文科省の元局長の佐野太被告は、私立大学への支援事業で、東京医科大学側から便宜を図るよう依頼を受けた見返りに、息子を入学試験で不正に合格させてもらったとして受託収賄の罪に問われています。

東京地裁は20日、佐野被告に対し、懲役2年6か月、執行猶予5年の判決を言い渡しました。

東京地裁は佐野被告について、「合格最低点に達しない場合は、不正に合格させることができると認識していたとみるのが自然だ」などと指摘しました。

また、贈賄の罪に問われている東京医科大学の前理事長、臼井正彦被告と前学長の鈴木衞被告、そして受託収賄ほう助の罪などに問われているコンサルタント会社元役員の谷口浩司被告に対して、いずれも執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

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