“飲酒運転ひき逃げ” 北九州市の中学校教諭ら2人を懲戒免職

“飲酒運転ひき逃げ” 北九州市の中学校教諭ら2人を懲戒免職
FBS福岡放送 2022/7/29(金) 19:07配信

北九州市は29日、飲酒運転でひき逃げ事故を起こした中学校教諭ら2人の教諭を懲戒免職にしたと発表しました。

29日付で懲戒免職になったのは、北九州市立東郷中学校のと、門司中学校のです。

佐藤教諭はことし1月、ゲームアプリで知り合った兵庫県内に住む13歳の女子中学生に、裸の画像を送らせたなどとして、6月に逮捕されました。

また、古川教諭は6月、北九州市門司区で酒を飲んで乗用車を運転中、軽乗用車と衝突する事故を起こしました。軽乗用車を運転していた女性は顔などにケガをしましたが、古川教諭は、現場から走り去ったとして、逮捕されていました。

このほか、コピー代の支払いの遅れを隠蔽するため、公文書を偽造したなどとして、小学校の職員が停職12か月になるなど、7人が懲戒処分をうけました。

 兵庫県警は21日、北九州市立東郷中学校教諭の佐藤晃誓容疑者(33)=北九州市小倉北区馬借2=を児童ポルノ禁止法違反容疑(製造)で逮捕した。「胸や足の画像は送らせたが、女性器の画像については記憶があいまいだ」と供述しているという。
 逮捕容疑は2月25日、同県芦屋市の中学2年の女子生徒(13)に女性器の写真をスマートフォンで撮影させ、LINE(ライン)で画像を送信させたとしている。
 県警芦屋署によると、2人は2021年冬にオンラインゲームで知り合い、佐藤容疑者が連絡先の交換を持ちかけた。「ゲーム内のアイテムを贈る」などと誘い、生徒に自撮りした裸の画像を複数、送らせていた。3月下旬に生徒と母親が同署に相談したという。
 ◇北九州市の教育長陳謝
 北九州市教委によると、佐藤容疑者は2年生の担任を務めており、勤務態度に問題はなく、温厚で真面目だったという。20日まで普段通り勤務していたが、21日は無断欠勤していた。
 市教委の田島裕美教育長は記者会見で「子どもを守るべき教諭がこうした事案を起こしたのは痛恨の極み。心からおわび申し上げる」と陳謝した。今後の対応については「捜査の進捗(しんちょく)を踏まえ、厳正に対処する」としている。【宮本翔平、日向米華】

 飲酒運転でひき逃げ事故を起こしたとして、福岡県警門司署は25日、北九州市立門司中教諭、古川湧大容疑者(25)=門司区大里原町=を道交法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)などの容疑で逮捕した。容疑を一部否認している。
 容疑は同日午前7時40分ごろ、同区原町別院の交差点で酒気帯び状態で乗用車を運転し、八幡西区の女性会社員(67)が運転する軽乗用車と衝突。女性に顔や膝をけがさせたまま逃げたとしている。
 同署によると、女性から通報を受けた警察官が現場付近で前部が壊れている車と古川容疑者を発見。古川容疑者の呼気から基準値の3倍を超えるアルコールが検出された。古川容疑者は当初、他人が運転したと供述したが、女性の車のドライブレコーダーに古川容疑者が運転する姿が映っていたため事故を起こしたことを認めた。一方で「逃げてはいない」などと容疑の一部を否認している。
 北九州市教委は26日記者会見を開き、古小路忠生教育次長が陳謝した。市教委によると、古川容疑者は部活動の引率のため門司区内の競技場に向かう途中だったとみられる。21日にも市立中教諭が児童ポルノ禁止法違反容疑で兵庫県警に逮捕され、2022年に逮捕された教員・元教員は4人目となった。【林大樹、成松秋穂】

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