旭川市教委、旧統一教会と接点ある団体を後援 「今後慎重に」
北海道新聞 2022/8/25(木) 15:01配信
自民党の東国幹衆院議員(衆院道6区)が会長を務める「旭川家庭教育を支援する会」と、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の一定の関係性が明らかになったことを受け、旭川市教委は24日、市議会経済文教委員会で、同支援する会の講演会に名義後援したことについて「重く受け止めている。今後はより慎重に対応する」と釈明した。
能登谷繁氏(共産)の質問に答えた。講演会は5月に旭川市内で開かれ、同支援する会の事務局次長だった旧統一教会会員が同じく会員の静岡県議に講師を依頼。催しの内容が後援を承認する基準に合致していたとして、市教委がこの講演会を含む同会の催しを、過去に計6回分後援した。
能登谷氏は「旧統一教会の幹部が連絡先になっている団体に(市教委が)後援するのはおかしいのでは」と指摘。市教委社会教育部は「すでに承認した後援名義は現状のままにしている」とした一方で、既に終了した催しでも旧統一教会との関与が認められれば「取り消しの規定に基づき、判断したい」とした。
市教委の後援は教育の推進や学術、芸術および文化の振興に寄与すると認められ、団体が実施するものとの基準を定めている。ただ、政治的や宗教的活動が含まれたり、営利などを主な目的としたりする行事は例外としている。
まだまだ出るかな