滝川第二高の野球部暴言問題 監督は一時交代、10日開幕の秋季県大会
神戸新聞NEXT 2022/9/5(月) 17:40配信
高校野球の強豪、滝川第二高校(神戸市西区)の監督が部員らに暴言を吐いた問題で、同校は5日、男性監督(52)を一時的に交代させる方針を明らかにした。10日に開幕が迫る秋季兵庫県大会は同校教諭の男性(24)が暫定的に監督を務める。
同校は調査で、男性監督が4〜5月に新型コロナウイルスに感染した部員を指して「○○菌」と呼んだり、部員の前で2人の顧問教員に対し「教師やめてしまえ」と叱責したりするハラスメントがあったと認定。同校によると、男性監督は一部を否定したが、部員や顧問に謝罪した。問題が報じられた後、本人から活動を自粛する申し出があったという。
暴言問題を巡っては、兵庫県高校野球連盟(高野連)を通じて日本高野連に報告され、処分が検討されるとみられる。同校や運営法人の瀧川学園は今後、男性監督の処遇を決める。(初鹿野俊)
滝川二(兵庫)の野球部監督(52)が部員に暴言を吐いたとして、同校が県高野連に報告書を提出していたことが2日、分かった。同校によると、4〜5月に新型コロナに感染した部員へ暴言を吐いたり、複数の顧問教員らを生徒の前で叱ったりしたという。調査に監督は部員を「○○(生徒の名前)菌」と呼んだことは否定したが、関係者への聞き取りなどから暴言やハラスメントがあったと認定。監督は部員らに謝罪したという。同校は春夏合わせて7度の甲子園出場経験があり、今夏の兵庫大会では2年連続でベスト8入りした。