滝川第二高校が野球部の監督を「解任」…“暴言”を認定 顧問の教員が監督代行に
MBSニュース 2022/9/11(日) 9:30配信
高校野球の強豪・兵庫県の滝川第二高校で野球部の監督が部員らに暴言を吐くなどしていた問題で、学校は監督の解任を発表しました。
滝川第二高校によりますと、野球部の男性監督(52)は、今年4月から5月にかけて、新型コロナウイルスに感染した部員に対して名前のうしろに「菌」をつけて呼んだり、生徒の前で顧問の教員2人に「辞めてしまえ」と叱責したりしたということです。
監督は部員らに謝罪していますが、暴言の一部を否定しています。
滝川第二高校は、調査の結果、監督による暴言があったと認定し、監督の解任を決定したということです。野球部は当面の間、顧問を務めていた教員が監督代行を務めるということです。
高校野球の強豪、滝川第二高校(神戸市西区)の監督が部員らに暴言を吐いた問題で、同校は5日、男性監督(52)を一時的に交代させる方針を明らかにした。10日に開幕が迫る秋季兵庫県大会は同校教諭の男性(24)が暫定的に監督を務める。
同校は調査で、男性監督が4〜5月に新型コロナウイルスに感染した部員を指して「○○菌」と呼んだり、部員の前で2人の顧問教員に対し「教師やめてしまえ」と叱責したりするハラスメントがあったと認定。同校によると、男性監督は一部を否定したが、部員や顧問に謝罪した。問題が報じられた後、本人から活動を自粛する申し出があったという。
暴言問題を巡っては、兵庫県高校野球連盟(高野連)を通じて日本高野連に報告され、処分が検討されるとみられる。同校や運営法人の瀧川学園は今後、男性監督の処遇を決める。(初鹿野俊)
滝川二(兵庫)の野球部監督(52)が部員に暴言を吐いたとして、同校が県高野連に報告書を提出していたことが2日、分かった。同校によると、4〜5月に新型コロナに感染した部員へ暴言を吐いたり、複数の顧問教員らを生徒の前で叱ったりしたという。調査に監督は部員を「○○(生徒の名前)菌」と呼んだことは否定したが、関係者への聞き取りなどから暴言やハラスメントがあったと認定。監督は部員らに謝罪したという。同校は春夏合わせて7度の甲子園出場経験があり、今夏の兵庫大会では2年連続でベスト8入りした。