「何もわからない。真っ黒だから」 市教委の文書開示で母親が不服申し立て いじめ訴えた中学生の自殺で

「何もわからない。真っ黒だから」 市教委の文書開示で母親が不服申し立て いじめ訴えた中学生の自殺で
関西テレビ 2022/9/16(金) 20:13配信

いじめを訴え自殺した男子中学生の母親が教育委員会から開示された文書の大半が「黒塗り」だったとして、不服を申し立てました。

ことし3月、大阪府泉南市の当時中学1年の男子生徒が自殺しました。男子生徒は同級生らによるいじめを訴えていました。

男子生徒が自殺したことは、まだ学校でクラスメイトに知らされていないということです。

母親は、先月教育委員会に対し、男子生徒や母親との学校のやり取りや教育委員会での会議などの記録について情報開示請求しましたが、提示されたのは大半が黒塗りの文書でした。

教育委員会は、第三者委員会が立ち上がっていないことを理由に、黒塗りにしたということですが、設置時期のメドは経っていません。

母親は16日、家族には知る権利があるのに、情報を黒塗りにするのはおかしいとして、教育委員会に不服を申し立てました。

【男子生徒の母親】
「何もわからない。真っ黒だから。これ見て何って言われても答えられないですよ。真っ黒すぎて。もうちょっと何かあればお答えできるけど、これ見て何か答えられますか?」

教育委員会は、9月22日の会議で第三者委員会の設置について話し合うとみられる一方で、山本優真市長が直轄の第三者委員会を設置したいとしていて、条例改正案が9月26日に提出されます。

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