留学生拘束「組織的ではない」 学校側、国の処分の取り消し求め提訴
朝日新聞デジタル 2022/9/15(木) 18:00配信
職員が鎖や南京錠でベトナム人留学生を拘束したことを理由に、留学生受け入れを5年間認めないとした出入国在留管理庁の処分は不当として、「西日本国際教育学院」(福岡市)を運営する学校法人が国を相手取り、処分の取り消しを求める訴訟を福岡地裁に起こした。9日付。
学校法人の代理人は、職員による鎖などでの拘束があったことは認める一方、「職員の個人的な行動で、組織として実施していたものではない」と主張。9日には、処分の執行停止を求める仮処分も地裁に申し立てた。
入管庁は、留学生を受け入れられる日本語教育機関を告示していたが、一連の行為が悪質な人権侵害にあたるとして、7日付で学院を告示から抹消した。(中山直樹)