「給食を時間内に全て食べさせる」 暗黙のルールのもと園児窒息死 園長と元保育士書類送検
ABCニュース 2022/9/21(水) 19:30配信
保育園児が給食を詰まらせ死亡。園長らが書類送検されました。
おととし2月、大阪市城東区にある「ゆりかご第二保育園」で、当時1歳2か月の男の子が給食を喉に詰まらせ窒息死しました。
警察は20日、59歳の園長と男の子に給食を食べさせていた27歳の元保育士を業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
警察などによりますと、保育園には「給食を時間内に全て食べさせなければいけない」という暗黙のルールがあり、事故当時元保育士は、男の子の口にリンゴが残っているにも関わらず、ハンバーグを食べさせていたということです。
警察の調べに対し、2人は容疑を認めているということです。
去年2月、大阪市のゆりかご第二保育園で1歳の男の子が給食でのどに食事を詰まらせ死亡した事故で、市の検証部会は園の食事の提供方法に問題があったとする報告書をまとめた。
当時、男の子には保育士がりんごやハンバーグなどを食べさせていたが、報告書では、「園内には『時間内に食べきる』という暗黙のルールがあり、保育士は焦りから男の子が食べ物を飲み込む前に
次の食べ物を詰め込んだ状況があった」と認定した。