前教育長のセクハラ疑惑巡り、町長への不信任決議案提出へ 兵庫・太子
神戸新聞NEXT 2022/9/26(月) 11:09配信
兵庫県太子町議会の複数の町議が26日午後にも、服部千秋町長(62)に対する不信任決議案を町議会本会議に提出する。同日、採決される。前教育長がセクハラ疑惑で辞職後、真相解明を巡る服部町長の姿勢に議会が反発を強めていた。
本会議は同日午前に開会し、町議会は町が提出した教育長の人事案件を反対多数で否決した。関係者によると、同日午後、町議全14人のうち8人が連名で不信任決議案を提出する。
出席議員の4分の3以上が賛成すれば可決され、服部町長は地方自治法の規定で10日以内に議会の解散か自身の失職かのどちらかを選択することになる。
服部町長は同町議を経て2016年に無所属で初当選し、現在2期目。21年に副町長人事案が否決されるなど町議会と衝突を繰り返している。
前教育長のセクハラ疑惑は7月に発覚。女性教育委員を酒席に誘い、手を握ったなどとされたが、服部町長は積極的な調査をせず、議会は町長の任命責任を問うなど反発していた。町議会は8月、この教育委員の後任人事案も否決している。(直江 純)