生徒に「コロナ菌飛び散る」 60歳中学教諭を停職3カ月 大阪
毎日新聞 2022/10/1(土) 9:41配信
大阪府教委は30日、授業中に生徒に「コロナ菌が飛び散る」などと発言した高槻市立中学の男性教諭(60)を停職3カ月とした。また、商業施設で女性に痴漢をしたとして、府立支援学校の講師を懲戒免職にするなど、計4件7人の懲戒処分を発表した。
府教委によると、高槻市立中学の男性教諭は2021年9月、授業中に後ろを向いていた生徒に対し、「(生徒の名前の)コロナ菌が飛び散るから前を向け」「皆も(生徒を)世話焼ける君と呼んで」と発言するなどした。生徒は男性教諭の授業の出席を拒否するようになったという。
また、府立支援学校の男性講師(30)は22年8月、学校の近くの商業施設内で、20代女性の尻を手で触る痴漢行為をしたとして、懲戒免職処分とした。教諭は南堺署に逮捕され、堺簡裁から罰金50万円の略式命令を受けた。
このほか、別の教諭の退勤時間について虚偽の報告を代行していたなどとして、府立高校の30代の男性教諭2人と50代の校長2人の計4人を減給10分の1(1月)や戒告。通勤手当を不正に受給したとして府立高校の女性教諭(41)を減給10分の1(3月)とした。【澤俊太郎】