盗撮用カメラが計28点、盗撮動画が1037点 元教諭「二度と教壇には立たない」
山陰中央新報 2022/10/21(金) 11:40配信
児童や女性を盗撮したなどとして、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造・電磁的記録保管)と島根県迷惑行為防止条例違反(卑わいな行為)の罪に問われた元小学校教諭の被告(30)=松江市=の初公判が20日、松江地裁(畑口泰成裁判官)であり、被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役3年を求刑、弁護側は執行猶予付き判決を求めて結審した。判決は11月28日。
検察側は冒頭陳述で、被告は盗撮に関する動画を視聴したのをきっかけに興味を持ち、次第に成人より警戒心の薄い児童の盗撮をするようになったと指摘。
被告人質問で被告は「自分の顔を被害者に見せないことしか、できることはない」と涙を流し、今後については「罪と向き合い、二度と教壇には立たない」と述べた。盗撮データは流出しておらず、警察官の立ち合いで削除するとした。
検察側は論告で、被告が購入した盗撮用カメラが計28点、盗撮動画が1037点、写真が810点に及び、常習性は顕著と指摘。「教員という立場を利用し極めて悪質」と非難した。
弁護側は被告が反省し、一部で示談が成立していることや、両親と同居し1人で外出するのを控えていること、医療機関で再犯防止プログラムを受け更生のため環境が整っていることを訴え、情状酌量を求めた。
起訴状などによると、被告は今年1〜7月、小学校内に設置したスマートフォンなどで児童5人の着替えを盗撮し、松江市内の店舗でも10代女性のスカートの中を撮影したとしている。
着替え中の児童を盗撮したなどとして逮捕・起訴された松江市の元小学校教諭がさらに犯行を重ねていたことが明らかになりました。
松江市の元小学校教諭・石倉克洋被告(30)は、これまでに2件の盗撮で起訴されていますが、検察は、被告が今年1月と6月の3回にわたり、着替え中の女子児童と女性を小学校内で盗撮していたほか、盗撮目的でカメラを設置した3件の犯行が新たに分かったとしています。
石倉被告の盗撮行為はこれであわせて5件。
検察は、一連の行為に常習性が認められるとして、5件すべてについて、常習犯の規定がある県の迷惑防止条例違反の罪に問うことを決め、起訴内容の変更を裁判所に請求しました。
また、検察は児童の裸体が映った動画を保管していた罪で石倉被告を追起訴しました。
盗撮の小学校教諭を懲戒免職処分です。9月1日付で懲戒免職となったのは石倉克洋教諭です。石倉教諭は今年1月、勤務先の松江市内の小学校の教室で、2回にわたり女子児童の着替えをスマートフォンのカメラで撮影したほか、7月にも松江市内の商業施設で盗撮をしたとして児童ポルノ禁止法違反と県の迷惑行為防止条例違反の罪で先月19日、起訴されました。島根県教委は再発防止に向け、研修会などを通じて重点的にわいせつ防止に努めていくとしています。
盗撮道具を松江警察署が公開しました。智能携帯充電器と書かれた箱中身はスマホの充電器にみえますがよくみると小さなレンズが。松江署は3日スマートフォンをはじめペンタイプや充電器タイプなどの盗撮道具5点を公開。これは7月23日に10代の女性のスカートの中を盗撮したとして逮捕された松江市揖屋小学校教諭石倉克洋容疑者30歳から警察が押収したものです。石倉容疑者はこれらの道具を使い10代の女性の裸を盗撮したとして3日児童ポルノ法違反の疑いで再逮捕されています
女性のスカートの中を盗撮したとして、松江市の小学校に勤務する30歳の男性教諭が県の迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは松江市東出雲町の揖屋小学校教諭石倉克洋容疑者(30)です。
石倉容疑者は23日午後2時半ごろ、市内の商業施設で10代の女性のスカートの中をスマートフォンで撮影した、県の迷惑行為防止条例違反の疑いが持たれています。
店の店長が、石倉容疑者が女性のスカート内にスマートフォンを入れているところを発見し警察に通報しました。
警察は、スマートフォンの中に盗撮したとみられるこの女性の動画を確認し、石倉容疑者が「スカートの中を撮影したのは間違いない」と容疑を認めたため逮捕しました。
石倉容疑者と女性は面識がなく、警察は動機や余罪を調べています。