給与未払いで教員ストの私立高、8月就任の新理事長を解任

給与未払いで教員ストの私立高、8月就任の新理事長を解任
読売新聞オンライン 2022/10/24(月) 7:50配信

 5月に教職員が給与未払いなどを理由に授業のストライキを起こした私立和歌山南陵高校(和歌山県日高川町)を巡り、運営する学校法人南陵学園(静岡県菊川市)は23日、理事会を開き、8月に就任した井植浩之理事長の解任を議決した。

 経営難に陥った学園では、教職員の給与未払いや住民税の滞納などが問題となり、8月下旬、小野和利前理事長が退任したばかり。

 学園の代理人弁護士によると、三洋電機創業者の親族で、コンサルタント会社を経営する井植氏は理事長に就任前、学園側に対し、寄付金の支払いを約束。期日を過ぎても振り込みがなく、催促に応じなかったことなどが解任理由という。

 理事会は同日、学園の運営に携わる評議員会の関口仁氏を新理事長に選出した。

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