放課後デイ給付費、不正受給容疑 NPO法人理事長を逮捕 静岡県警

放課後デイ給付費、不正受給容疑 NPO法人理事長を逮捕 静岡県警
時事通信 2022/10/25(火) 19:43配信

 障害を持つ児童生徒が通う「放課後等デイサービス」(放課後デイ)の通所給付費を不正受給したとして、静岡県警捜査2課と浜松中央署は25日、浜松市内で放課後デイを運営していたNPO法人「アンヘレス」理事長、徳田恭子容疑者(65)を詐欺容疑で逮捕した。

 県警は認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は、2021年4月ごろから同10月ごろまでの間、当時運営していた放課後デイ事業所に児童発達支援管理責任者を適切に配置したと虚偽の届け出をした上で、同年5月ごろから10月ごろまでの間、市に対し障害児通所給付費を複数回請求して計約520万円を不正受給した疑い。

 県警などによると、市は利用者負担軽減のため、基準を満たした放課後デイに利用費の9割を給付費として支給。基準は、1クラスにつき最低1人の児童発達支援管理責任者の配置を義務付けているが、未配置のクラスもあったという。 

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なぜ報道によってこんなに金額が違うのか

給付金6200万円不正受給 障がい者支援施設運営するNPO法人に浜松市が返還求める 【静岡県】
Daiichi-TV(静岡第一テレビ) 2022/10/25(火) 20:44配信

浜松市は、障がいのある子どもたちの学童施設を運営していた市内のNPO法人が、給付金を不正に受け取っていたなどとして、このNPO法人に対して約8700万円の返還を求めると共に、運営する事業所の指定を取り消した。

浜松市によるとこのNPO法人は、障がい児を支援する2つの施設で児童発達支援管理責任者を置いていないにも関わらず、市に配置したとうその届け出をして給付金を請求したほか、市内の4つの施設で児童指導員の人数についてうその届け出をして、給付金を不正に受け取ったという。

不正に受け取った給付金は合計約6200万円で、市は加算額を合わせた約8700万円の返還を求めている。また、このNPO法人が運営する事業所の指定を取り消した。

この不正受給をめぐっては、25日このNPO法人の理事長の女が詐欺の疑いで逮捕された。

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