学年集金着服した20代男性講師を懲戒免職 岡山市教委、5回に分け63万円持ち出す

学年集金着服した20代男性講師を懲戒免職 岡山市教委、5回に分け63万円持ち出す
山陽新聞デジタル 2022/11/8(火) 19:47配信

 岡山市教委は8日、保護者から集めた学年集金計63万7300円を着服したとして、市立学校の20代男性講師を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。全額返済されたが、学校側は告訴を視野に警察に相談している。

 市教委によると、学年集金は9、10月の2カ月分。9月上旬〜10月下旬、勤務先の校内で5回の着服を重ね、うち2回は別の教員が一時保管していた引き出しから、残る3回は金庫から持ち出したとしている。

 10月下旬、学年主任に自ら申告して発覚した。学年主任はその1カ月前に講師から打ち明けられていたが、上司への報告を怠っていた。市教委の聞き取りに講師は「借金返済やギャンブルに使った」と話したという。

 市教委は監督責任などで校長を戒告の懲戒処分、学年主任を文書訓告とした。講師の名前や勤務先については「懲戒処分の公表基準に従った上、児童生徒に配慮するため」として公表していない。

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