「対処能力の欠如」熊本市長が教育委員会を厳しく非難 中1自殺問題を巡る一連の対応で
RKK熊本放送 2022/11/22(火) 19:06配信
3年前、熊本市の中学1年生が自殺した問題を巡り、大西市長が熊本市教育委員会を厳しく非難しました。
市教委に向けた言葉は「対処能力の欠如」でした。
小学校時代の担任による不適切な指導が熊本市の男子中学生の自殺に影響したとされる問題で今月17日、熊本市教育委員会は、担任だった男性教諭を教壇に立たせないと発表しました。
熊本市教委 橋爪 富二雄 審議委員
「現場の勤務はもうさせない形にします」
しかし…問題の教諭は2年半前に体罰や不適切な行為など40件を認定されていて、記者からは…
記者
「なぜ勤務を続けさせてきたのか?」
橋爪 審議員
「・・・」
沈黙は20秒ほど続き…
橋爪 審議員
「総合的に考えてきょう(11月17日)まで勤務を継続させていた」
この「総合的な判断」を大西市長がきょうの定例会見で非難しました。
大西 一史 市長
「教育現場において対処能力が欠如していると言わざるを得ないと私は厳しく思う」
そして市教委の判断に…
大西 市長
「教壇に立たせない判断は、スピーディーにやるべきだった」
その上で教育現場に対しこのように訴えました。
大西 市長
「先生の言葉一つ一つは非常に大きい。そのことを学校も先生も強く自覚してほしい」
また「問題の教諭が現在も学校外で子どもたちと活動している」との記者の指摘に大西市長は「校外活動も慎むべき」との考えを示しました。
市長の会見後に問題教諭の現場勤務自粛の時期について「総合的な判断としていた」市教委の担当者に聞きました。
–市長から「対処能力が欠如」と指摘されましたが?
するとこれまで市教委は「問題のない判断」としていましたが
きょうは「対処能力が欠如していた」とこれまでの対応を変えました。
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