福祉施設418万円不明で職員6人処分 宇和島広域事務組合と市 警察に被害届(愛媛)
愛媛新聞ONLINE 2022/11/30(水) 17:20配信
愛媛県の宇和島地区広域事務組合と宇和島市は30日、2020年に組合の福祉施設で計約418万円の使途不明金を出した問題で、不適切な事務処理をしていたとして当時の施設長補佐だった組合の補佐級の50代男性職員を停職6カ月とするなど、計6人を同日付で懲戒処分にしたと発表した。
組合によると、20年5月の発覚後、宇和島署と相談しながら21年9月に被害届を提出。現在も署の捜査が続いており、使途不明金の行方などは分かっていない。捜査の状況を見ながら告訴状を提出する方針としている。
不明となっているのは入所者に対する市からの交付金。施設長名義の口座へ入金後、金融機関で組合の公金口座への出入金処理をしていたが、19年12月から4カ月分が公金口座に入金されておらす、同時期に施設長名義の口座から現金が引き出されていた。