特別支援学校教諭、学習遅れの生徒に「５教科要るのか」「違うクラスだとテストないよ」
読売新聞オンライン 2022/12/14(水) 17:28配信
新潟県立東新潟特別支援学校（新潟市東区）の教諭が授業中、生徒に「５教科要るのか」などと不適切な発言を繰り返していたことがわかった。
同校によると、教諭は１０月２６日、行事などで学習の進みが遅れていた生徒に「５教科要るのか」などと５教科を学ぶ必要がないととれる発言をした。また、９月頃には、テストの成績が悪かった別の生徒に「違うクラスだとテストはないよ」などと話し、生徒の不安をあおった。同校は障害の程度でクラスが分かれているという。
生徒側が１０月３１日、学校職員に相談したことで発覚。同校は県教育委員会に報告し、教諭を授業の担当から外した。同校は今月１２日、保護者説明会を開き、謝罪した。
同校の聞き取り調査に対し、教諭は「生徒を傷つける意図はなかったが、申し訳ない」と説明したという。同校の北島豊校長（５７）は「人権意識を高める研修の強化やアンケート調査などをして再発防止に努めたい」と話した。