【長崎】高校生いじめ自殺訴訟 初弁論で母親が意見陳述

【長崎】高校生いじめ自殺訴訟 初弁論で母親が意見陳述
長崎国際テレビ 2023/1/25(水) 21:22配信

2017年長崎市で自殺した当時高校2年生の男子生徒の両親が学校側に3200万円の損害賠償を求めた裁判の第1回口頭弁論が24日、長崎地裁で行われました。

訴えを起こしているのは、2017年に同級生のいじめにより自殺したとされる海星高校2年生だった男子生徒の両親です。

訴状によりますと、両親は、学校がいじめ防止対策推進法に基づく対策を怠ったことや息子の自殺が「いじめが主たる要因」とする第三者委員会の調査結果を受け入れないのは違法などとし、学校を運営する海星学園に対し3200万円余りの損害賠償や謝罪広告の掲載を求めています。

長崎地裁で24日行われた第1回口頭弁論では、生徒の母親が陳述し「学校がいじめ研修を行い日常の小さないじめを許さない校風をつくっていれば息子が亡くなることはなかった」と訴えました。

(遺族)「私たちの事案を認めていじめがどういうものなのか一から勉強し直してもらい今いる子どもたちを守る意識を」

「息子の無念さなどを裁判を通して明らかにしたいという決意を新たにした」

一方、学校法人側は請求棄却を求め争う構えを示しました。

次回の期日は3月27日で非公開で行われます。

カテゴリ 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする