岡山大学で3億円の不正会計処理 内部告発を受けて調査 関係した職員を処分【岡山】
OHK岡山放送 2023/2/2(木) 18:10配信
岡山大学が2014年度の決算で、一般企業から治験などのために委託された研究費について、余った費用を必要な手続きをせずに、別の用途に充てる不正な会計処理をしていたことが分かりました。
岡山大学が、2月2日、ホームページ上で発表したものです。
それによりますと、2014年度決算の会計処理について、一般企業から治験などのために委託されていた研究費のうち、余った3億円を必要な手続きをせずに、診療部門の費用に充てていたということです。
2021年3月、この会計処理が不正行為に当たるのではないかとの内部告発を受けて大学が調査していました。
大学は、調査の結果、会計処理が不正だったと認めたうえで、関係した職員の処分を行ったということです。
詳しい処分内容については、明らかにしていません。
原因については、民間からの受託研究費の処理に関する規定がなかったことなどをあげています。
また、改善策としては、民間からの研究経費について明確な規定を定めるとし、今後は、学内にそれを周知・徹底することで再発防止に努めていくとしています。