“いじめ”で中1娘を亡くした父親「学校は2年間何をやってきたんだ」市の説明会に約100人の保護者が出席
MRO北陸放送 2023/2/4(土) 6:31配信
おととし、石川県野々市市の女子中学生がいじめを苦に自殺したとされる問題で、市の教育委員会は3日、保護者を対象とした説明会を開きました。
この問題は、野々市市の市立中学校1年の女子生徒が、学校のアンケートでいじめの被害を訴えていたにもかかわらず、学校側が市の教育委員会に対し「いじめは解消した」と報告していたもので、女子生徒はおととし2月に自宅で自殺しました。第三者委員会は2日、約半年間にわたって女子生徒が受けた29の行為をいじめと認定する報告書を公表しています。
記者リポート「午後7時前の野々市市役所です。保護者が続々と集まってきています。“報道関係者立ち入り禁止”の貼り紙が張られ説明会は非公開で行われます」
3日夜、市役所で開かれた説明会には、保護者や卒業生ら約100人が集まりました。説明会では冒頭に市教委側が謝罪し、報告書の内容を説明したあと、質疑応答の時間が設けられたということです。2時間半に及ぶ説明を受け、女子生徒の父親は「何もしなかった、そう報告書に書かれている教員は誰一人来ていない。正直2年間、学校何やってきたんだ。ふざけるなとしか言いようがない」と記者団に語りました。
市の担当者は「厳しい意見や叱責を真摯に受け止めて対応したい」としています。
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