研究施設から不審火が…!その後自ら命を絶った山形大学スタッフが「放火未遂」で書類送検されるまで

研究施設から不審火が…!その後自ら命を絶った山形大学スタッフが「放火未遂」で書類送検されるまで
現代ビジネス 2023/3/16(木) 7:07配信

 山形県米沢市にあるで、「3階から煙が上がっている」と消防に通報があったのは、2020年6月17日の午前8時20分頃だった。

 関係者によると、実験に使った産業廃棄物などが燃えていて、発生当初はどんな薬品が含まれているのかわからなかった。このため、放水は見送られ、消防隊員がキャンパス内の消火器を集めてきて消火にあたったものの、鎮火までに時間がかった。

 あまりに内容の乏しい説明に、不審に思った人は少なくなかった。ほどなくして、情報収集をした関係者によって何が起きていたのかが知られることになる。

 それから9ヵ月後の2021年3月12日、山形県警米沢警察署は、亡くなった男性を現住建造物等放火未遂の疑いで、容疑者死亡のまま山形地検に書類送検した。有機エレクトロニクス研究センターでの火災の際、研究室で火をつけてごみや壁の一部を焼損させた疑いだった。

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