近大元教授の司法解剖「水増し請求」15年前から 近大は大阪府警に全額返還へ 被害総額1億5000万円

近大元教授の司法解剖「水増し請求」15年前から 近大は大阪府警に全額返還へ 被害総額1億5000万円
関西テレビ 2023/3/16(木) 8:59配信

約9000万円をだまし取った罪などに問われている近畿大学の元教授について、大学の調査の結果、少なくとも15年前から不正があったことが明らかになりました。

近畿大学医学部の元教授・巽信二被告(68)は大阪府警に司法解剖の検査費用などを水増し請求したほか、大学に経費を不正請求し、あわせて9000万円ほどをだまし取った詐欺の罪などに問われています。

近畿大学が調査したところ、被害総額は約1億5000万円にのぼり、不正は巽被告が主任教授となった15年前から行われていたことがわかりました。

近畿大学は、司法解剖の水増し請求分を大阪府警に返還する方針です。また、現在中止している司法解剖の受託については6月の再開を目指すということです。

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