報酬は1万円「借金で困って収入得ようと…」小学校教諭が銀行口座名義貸し、振り込め詐欺に使われる 福島

報酬は1万円「借金で困って収入得ようと…」小学校教諭が銀行口座名義貸し、振り込め詐欺に使われる 福島
テレビユー福島 2023/3/20(月) 17:16配信

福島県の小学校に勤務する30代の男性教諭が、自分の銀行口座の名義貸しを行い、その口座が詐欺に利用されたとして、停職3か月の懲戒処分を受けました。

懲戒処分を受けたのは、県南地区の小学校に勤務する30代の男性教諭です。

県教育庁によりますと、この男性教諭は去年8月12日、見ず知らずの人物に対し、自分の所有する2つの銀行口座の名義貸しを行いました。そのうち1つの銀行口座が振り込め詐欺に利用されたということです。

今年1月、警察から勤務先の学校に連絡があり、発覚しました。

県の聞き取りに対し、教諭は名義貸しを認めていて、この名義貸しにより、1万円を得たということです。「借金でお金に困っていて、収入を得ようと銀行口座の名義貸しを行ってしまった」と話しているということです。

県は20日付けでこの男性教諭を停職3か月の懲戒処分としました。教諭は「このまま仕事はできない」と、退職の意向を示しているということです。

このほか、県南地区の小学校に勤務する30代の女性養護教諭が、去年11月に自家用車を運転中、南会津町内の県道で指定速度時速40キロメートルのところを時速70キロメートルで走行し、30キロメートルの速度超過をして速度違反して検挙され、罰金6万円の略式命令を受けました。

県は20日付けで、この養護教諭を減給1か月の懲戒処分にしました。

福島県は「本県教育に対する県民の皆様の信頼を再び裏切る結果となり、心より深くお詫び申し上げます」とコメントしています。

今年度、福島県の教職員が懲戒処分を受けるのは、これで15件目です。

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