駅伝実行委員会の資金を着服 市教委職員を懲戒免職(秋田県)
ABS秋田放送 2023/4/12(水) 16:37配信
鹿角市は、十和田八幡平駅伝競走全国大会(十八駅伝)の実行委員会の資金など630万円近くを着服したとして30代の職員を懲戒免職にしました。
懲戒免職となったのは鹿角市教育委員会のスポーツ振興課に勤務する30代の男性職員です。
鹿角市によりますとこの職員は市が事務局を務める十八駅伝の実行委員会で経理を担当していた去年5月から今年2月にかけて委員会の口座から385万2000円を着服しました。
監査を控えていた先月28日、書類が整っていなかったことから市が調査したところ着服が明らかになったものです。
職員は市の聞き取りに対し、市役所の職員で作る同好会や親睦会の通帳などからあわせて240万円余りを着服したことも明らかにしました。
被害の総額は630万円近くに上り、職員は「多額の借金があり、その返済に充てていた」と話しています。
着服された金は職員とその家族によって全額弁済されました。