体罰で書類送検の東海大菅生前監督が不起訴 監督復帰は未定

体罰で書類送検の東海大菅生前監督が不起訴 監督復帰は未定
朝日新聞デジタル 2023/7/1(土) 5:00配信

 野球部員に暴力をふるったとして暴行容疑で書類送検された東海大菅生高校(東京都あきる野市)野球部の若林弘泰前監督(57)について、東京地検立川支部は5月17日付で不起訴処分にした。朝日新聞の取材で分かった。同支部は理由を明らかにしていない。

 前監督は、監督を務めていた2022年8月、当時1年生だった男子部員の尻を蹴ったほか、翌9月にはこの部員の頭をバットのグリップエンドでたたいた疑いがあるとして、今年4月に警視庁福生署から書類送検されていた。

 今年1月、この部員への体罰などを理由に日本学生野球協会から、昨年12月から4カ月の謹慎処分を受けた。学校からも監督を解任され、停職6カ月の処分となった。同校によると、いずれの処分期間も終わったが、監督への復帰については未定だという。

 同校の小山恵教頭は朝日新聞の取材に対し、「今後こういうことが二度と起きないよう、再発防止に努めたい」と話した。

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高校野球の強豪校として知られる東海大菅生高校の野球部の前監督が、部員に蹴るなど暴行を加えたとして警視庁に書類送検されました。
書類送検されたのは、東京・あきる野市の東海大菅生高校の野球部の若林弘泰前監督(56)で、去年8月、当時高校1年生の男子部員の尻を蹴ったうえ、翌月、この男子部員の頭をバットのグリップで殴った疑いがもたれています。
日本学生野球協会は今年1月、若林前監督を4か月の謹慎処分としていて、警視庁によりますと、男子部員はすでに高校を退学したということです。
警視庁の事情聴取に若林前監督は「部員のプレーが不満で蹴った」と容疑を認めているということです。
東海大菅生高校の野球部は、今年の春のセンバツ高校野球にも出場した強豪校として知られています。

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