教え子に性暴力の「小学校教師」 公判で明かされた卑劣すぎる“口止め工作”の中身

教え子に性暴力の「小学校教師」 公判で明かされた卑劣すぎる“口止め工作”の中身
デイリー新潮 2023/7/10(月) 6:04配信

 河嶌被告は自身が勤務していた小学校で、担任するクラスの女子児童の着替えを撮影したとして児童買春・児童ポルノ禁止法違反で2022年に逮捕、のちに起訴されている。被告のスマホからは、体操服に着替える女児の写真が約140枚見つかり、機種変更後のスマホにも同様の写真や動画が残されていたことがわかった。
 準強姦未遂罪についての審理や起訴状によれば、被害者のAさんは、児童ポルノ禁止法違反と同様に、かつての被告の教え子だった。河嶌被告は、Aさんが小学校6年生のころから陰部を触る、口淫させるといった性的虐待を繰り返していたという。さらに、抗拒不能の状態に陥っていたAさんを強姦しようと考えた河嶌被告は12年5月、友人が所有する埼玉県内のアパートに彼女を連れて行き、性的暴行に及ぼうとした。しかし、Aさんが拒否したため目的を遂げなかったとされる。Aさんが中学生の頃の出来事だった。
 結果、河嶌被告の審理は、児童ポルノ禁止法違反と併合して進められることとなった。「準強姦未遂罪」は2017年の刑法改正前の罪名である。つまり、この事件は2017年よりも前に起こった事件であり、さらに言えば、公訴時効がわずか1ヵ月後に迫るなかでの逮捕劇だった。あと少しでも逮捕が遅れていたら、被告の犯行は罪に問われなかった可能性もあったのだ。

、性的好奇心を満たす目的で、児童ポルノ画像を記録したスマートフォンを所持していたとして逮捕されました。

そして、です。当時担任していた小学1年生のクラスの着替え中に、少なくとも女児2人の着替える様子をスマートフォンで隠し撮りしていた疑いです。

そしてとなったのは、2012年に当時10代の教え子だった少女を性的暴行した疑いです。

河嶌容疑者は、『内緒だよ』 『2人だけの秘密だからね。』と、犯行後、少女を口止めしていたといいます。取材を進めると、この頃、他の児童に対してもわいせつ行為を行っていたことが分かりました。

元生徒:
友達が服の中に手入れられたみたいなってのは聞いたことはありますけど。座っている時に、みんなが問題解いてるみたいな時に、服に手を入れられたみたいなこともありました

 10年前に10代女性に性的暴行を加えたとして、警視庁は2日、東京都江東区の小学校教諭、河嶌健容疑者(46)=さいたま市緑区原山2丁目=を強姦(ごうかん)容疑で再逮捕し、発表した。強姦罪の公訴時効の10年が約1カ月後に迫る中、押収した河嶌容疑者のパソコンに保存されていた動画や写真から関与を裏付けたという。
 捜査1課によると、河嶌容疑者は2012年5月上旬、埼玉県内で当時10代の女性に性的暴行を加えた疑いが持たれている。女性とは面識があり、「2人の秘密だからね」などと口止めをしたという。調べに対し、容疑を否認しているという。
 河嶌容疑者は、これまでに勤務していた小学校で担任していた複数の女児の着替える様子を盗撮したなどとして、今年に入って2回、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕されている。

警視庁によりますと、河嶌容疑者のスマホからは特定の児童2人を狙って盗撮したとみられる動画4点が見つかったということです。河嶌容疑者はスマホを手に持って盗撮したとみられますが、取り調べに対し「何も話すことはありません」と供述しているということです。

では、河嶌容疑者の異動を受け入れた、江東区の教育委員会はどう対処していたのだろうか。担当者は「以前、別の区の小学校で河嶌容疑者がわいせつ事案を行った、という情報は、江東区に異動してくる際に東京都から共有されていたが、江東区には異動を拒否する権限はなく、都が決めた人事異動を受け入れるしかなかった」と厳しい立場を明らかにした上で、「区や学校ごとに注視していくしかない状況で、毎月、東京都と学校がそれぞれ主催する、服務事故防止の研修を受けてもらっていたが、河嶌容疑者は問題なく参加していた。昨年の12月が服務事故防止月間で、偶然にも、その時のテーマがわいせつに関わる内容だった」と話した。

東京・江東区の公立小学校教諭・河嶌健容疑者(46)。勤務先の女子児童が着替える様子を盗撮したとみられる動画や画像をスマートフォンに保存し、所持していた疑いがもたれています。
発端は河嶌容疑者から「体を触られた」という別の女子児童からの被害相談。小学校からの相談をうけ、先月17日、警視庁が自宅を捜索したところ、複数の女子児童を盗撮したとみられる動画や画像が18点見つかったということです。

勤務先の小学校で女児が着替える様子を盗撮した画像や動画を所持したとして、警視庁捜査1課は12日、児童買春・ポルノ禁止法違反(所持)の疑いで、東京都江東区の公立小学校教諭、河嶌健容疑者(46)=さいたま市緑区=を逮捕した。「弁護士が来てから話す」と供述している。
逮捕容疑は今年1月17日、自宅で、女児1人が体育の授業で着替える様子を盗撮した画像と動画計5点を所持したとしている。これらは平成30年頃に撮影されたもので、写っていたのは当時河嶌容疑者が担任を務めていた3年生の女児だった。
捜査1課によると昨年11月、河嶌容疑者が勤務する小学校の校長から「体を触られた児童がいる」と警視庁に相談があった。同課が今年1月に河嶌容疑者の自宅を捜索したところ、女児の画像や動画が保存されたスマートフォンが見つかったという。
スマートフォンからは他にも、河嶌容疑者が自ら盗撮したとみられる女児の画像などが13点見つかっており、同課は経緯を調べている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする